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いつ消えるかもわからないブログ
「×、こんなに急いで来てくれたのか」
「ち、違うし!さっさと退院するんでしょ!?入院してる間に来とかないと後で煩いと思っただけだし!」
「はは、そうかぁ」
「本当だし!」
そうだなぁと笑う父は、心配したわけじゃないって言ってんのに嬉しそうで余計にあたしをいらいらさせた。
でも父の顔のしわはあんなに深かったかと思うとどきりとした。
「×、なんかうまいもん食いたいなぁ」
「は?買ってこいってこと?」
「いや、いい、いい。そこにいてくれ」
「わけわかんない」
「あー…お前の手料理、また食べたかったなぁ」
――――――――――――――
そんな女子高校生とお父さんのお話。
遺言は叶えてあげないといけないんだよ。
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