空の下の小さいつぶやき

僕の前に立たないでください
僕の道を塞がないでください
僕の道を壊さないでください
僕の邪魔をしないでください

そこにいられたら僕の道がみえません、書き換えるのはやめてください、僕に干渉しないでください



そんな理由できっと人は人を殺めるのだろうと思う。

冬は嫌いなんです
寒いし、指は動かなくなるし、気持ち悪くなるし、心臓は痛くなるし、朝起きづらくなるし、着こまないといけないし、手の色は変色するし、しもやけはできるし、朝起きると指関節が固まって数時間動かせないし（私だけだと知って戦慄）

でも星が綺麗に見えたりだとか、ピアノの先生が「冷たいね」って握ってあっためてくれるところは好き。

確かに後で直せばいい話なのだけれど、でもたまたま来てくださって、もう来ない方もいるかもしれない。 その方が見たものは私の納得していない完全でないもので、 それが私だと思われてしまう それが嫌なんです。

百年あったら、と 彼女は言った。
千年あっても、と 彼女は嗤った。

32人が泡になる
65人が水になる
残り3人は空気となる
けれどそこにもう１人、水底に沈む私を どうか忘れないでください。